東証一部 証券コード:3902
MDV
(2017年1月1日∼ 2017年12月31日)
事業報告書
2017年12月期
役員
01
02
Contents
2003
年
8
月、あるマンションの地下室で
MDV
は創業されました。
岩崎(現
代表取締役社長)と浅見(現
専務取締役)、たった
2
人での船出です。
「僕は、患者や生活者のために、もっと医療情報を有効活用したほうがいいと思う。
そんな環境が今後必ず必要になってくる。
それに、自分のカルテ情報は自分自身で管理するべきでしょう。
自分自身の体のことが自分の手元に無いなんて、おかしいと思いませんか。
浅見さん、医療業界の常識を変えるような会社を一緒に作りましょうよ」
岩崎が浅見に語った想いは、今、
MDV
グループ社員全員に脈々と受け継がれています。
医療データの活用によって患者メリットを創出する。
患者が自分の医療・健康情報を
自身で管理・閲覧できる社会を創る。
私たちはこの実現に向かい、日々邁進しています。
会社概要
(2017年3月28日現在)メディカル・データ・ビジョン株式会社
3902
2003年8月
9億8,115万6,800円(2017年12月末現在)
代表取締役社長 岩崎博之
専務取締役 浅見修二
取締役 柳澤卓二
取締役 木村右子
取締役 井上太郎
取締役 中村正樹
取締役(社外) 山川直也
取締役(社外) 香月壯一
取締役(社外) 加藤伸宏
常勤監査役(社外) 松本保範
監査役 中川治
監査役(社外) 濱田清仁
会社名 証券コード 設立 資本金
事業内容
従業員数 212名(連結 2017年12月末現在)
メディカル・データ・ビジョン株式会社
東京都千代田区神田美土代町7番地 住友不動産神田ビル10階
本社所在地
医療情報統合システムの開発、製作、販売、保守 業務
各種医療データの分析、調査、コンサルティング 業務
医療機関向け経営コンサルティング業務 各種医療データの運用及び提供サービス業務 ポータルサイトの企画、設計、開発、運営 職業安定法に基づく有料職業紹介事業(13‐ユ‐ 302515)等
〒101-0053 東京都千代田区神田美土代町 7 番地 住友不動産神田ビル 10 階 TEL:03-5283-6911 FAX:03-5283-6811
代表取締役社長
岩崎
博之
MDV
の想い
MDVの想い 01
2017年12月期の業績の進捗について
会社概要 02
Question 2017年12月期の業績について全体像をお聞かせください 03
今期、注力したことは何ですか
Question 05
Question 「CADA-BOX」の進捗状況はいかがですか 07
Question 来期の計画についてお聞かせください 09
51.3
%
売上高
構成比
1,654
百万円
48.7
%
売上高
構成比
1,571
百万円
03
04
uestion
2017年12月期の業績について全体像をお聞かせください
Q
今期の連結業績は、売上高3,225百 万円(前年同期比122.5%)、経常利 益565百万円(前年同期136.0%)、 親会社株主に帰属する当期純利益 354百万円(前年同期比199.0%)で、 5期連続の増収増益となりました。 増収増益の大きな要因としては、収益 率の高いデータ利活用サービスの中で も、特にアドホック調査サービスが大 きく成長したことによります。これは、
するなど、次の拡大に向けた各種準備 も順調に進捗しております。
また、データネットワークサービスの うち、病 院 向 け 経 営 支 援 シ ス テ ム 「Medical Code」の 導 入 が224病 院 (2016年12月 現 在)か ら 265病 院 (2017年12月現在)へと順調に伸張
しております。 プロモーションツールを活用した新規
顧客開拓や営業活動の効率化により、 製薬会社や保険会社を対象としたアド ホック調査サービスの受注件数が増大 したことが要因です。アドホック調査 サービスは、今後も継続的な成長が見 込める領域です。2017年6月には、 新事業となる治験サービスの本格展開 を見据え、治験会社である株式会社コ スメックスを2017年6月に子会社化
2015年
12月期 2016年12月期 2017年12月期
売上高/営業利益 売上高 営業利益
4,000 3,000 2,000 1,000 0 800 600 400 200
0 2015年
12月期 2016年12月期 2017年12月期
経常利益(経常利益率)
200 100 300 400 600 500 0 30 25 20 15 10 5 0
(単位:百万円) 経常利益 経常利益率
当期純利益(当期純利益率)
200 100 300 400 0 20 15 10 5 0
当期純利益 当期純利益率
データ提供
対価支払い
2015年
12月期 2016年12月期 2017年12月期
医療機関
DPC
データ等
診療 データ等
製薬会社 研究機関
OTC医薬品会社
食品会社 等
個人 保険
お客さま
お客さま
EVE Medical Code
CADA-BOX
MDV analyzer
アドホック調査 サービス
OTC・H&BC
関連の各種データ 分析サービス
カルテコ インシュアランス 関連の各種データ
分析サービス
2,413 282 2,632 430 3,225 569 (%) (%) 280 565 415 11.6% 15.8% 17.5% 164 354 178 6.8% 6.8% 11.0%
3,225
百万円
データネットワークサービス
システム提供を通じて医療・健康情報を蓄積
データ利活用サービス売上推移
データ利活用サービス
蓄積した医療・健康情報を活用し、各種分析サービスを提供
1,571
1,449
1,438
0 800 1000 1200 1400 1600
2015.12 2016.12 2017.12 963 1,194
1,654
2015.12 2016.12 2017.12 8000 1000 1200 1400 1600
「
CADA-BOX
」を導入した病院での利用の流れ
uestion
今期、注力したことは何ですか
05
06
「
CADA-BOX
」って何?
「CADA-BOX」は、病院にある電子カルテに接続する病院向
けの仕組みです。「CADA-BOX」が導入されている病院を受
診すると、患者の皆さまは、「カルテコ」という無料のWEB
サイト上で、病名・処方薬・検査結果・受 けた処置手術の名称・CTやMR
画像などを管理・閲覧できます。 もちろん「CADA-BOX」です。「
CADA-BOX」は、当社の理念実現と飛躍的 拡大を握る“核”です。
私たちは創業時から、生活者メリッ ト創出のための医療データ利活用を 目指しています。「CADA-BOX」には、 大きく2つの社会的意義があります。 1つ目は、「CADA-BOX」に付帯され
と、“医療データを持つ者”たる当社 は、2025年には8,000億円以上に なるとされる医療ビッグデータ市場 の大きな部分を占める可能性があり ま す。2020年 前 後 を 目 処 に、 「CADA-BOX」を最低でも344の病院
に導入し、当社の理念実現と飛躍的 拡大につなげたいと考えています。
Q
た生活者向けの無料サービス「カル テコ」を通じて、生活者自身が自分 の診療情報の一部(≒カルテ情報)を 管理・閲覧できることです。2つ目は、 「CADA-BOX」を通じて集積した様々
な医療データを活用することで、よ り一層の医療の質向上に寄与できる ことです。ビジネス的な視点に立つ
医療機関受診
医療機関で
診療情報共有の可否
キャッシュレス で会計
医療機関で 診療情報を
プリント閲覧・帰宅 CADA株式会社
で審査
診察・検査
PC・スマホで 診療情報を WEBで閲覧 医療機関で
CADAカードの お申し込み、同意
患者
患者
MDV
医療機関
お申し込み 受付 (初回のみ)
自由な 支払い 診療情報の
共有
医療従事者と患者の信頼関係構築
診療情報の一部をいつでも WEB で管理・閲覧できる
患者が治療費などを可能な 時に支払える
生活者
診療情報データ医療機関
※ 株式会社富士経済「2016 年 医療 IT のシームレス化・クラウド化と医療ビッグデータビジネスの将来展望 No.2 医療ビッグデータビジネス編」を参考に当社が独自に作成。
❶患者の積極的な治療関与
❷会計業務の軽減や人件費の削減
❸未収金対策
❶診療情報をいつでも確認可能
❷会計のための待ち時間を節約
❸急な出費への不安払拭
医療ビッグデータ
市場の獲得へ
2017
年
12
月からは、
検査画像等の医用画像も
管理・閲覧できるようになりました。
344病院への導入計画
8,000
億円
医療ビッグデータ市場
さらなる
医療の質向上へ
2025年
※344病院への導入
Interview
例えば、体重を減らす一番の方法は、ダイエットではなく毎日体重計に乗ることでしょう。食べ過ぎたと感じて気を付けるの
と同じように、 「カルテコ」を使って患者さんご自身が自分のデータをみることで、疑問点が出てくれば次の受診の際に医師
に相談することもできますし、治療のモチベーションの種になります。患者さんも自ら考えて、チャレンジして、自分を良く していく、まさに参加型医療です。信頼できる人や家族にみせて情報を共有することも可能ですし、患者さんにとってより良 い医療の道具になると思います。
当院は、「 生きる をデザインしよう」をスローガンに、「パーソナルヘルスレコード(PHR)」を推進しています。これまで、 医療が患者さんと関わるのは、病院に来たときから治ったときまででした。ところが今は、高齢社会を背景として、予防や 自宅での生活の段階から医療との関わりが出てきました。病院としては、命 や 生存 だけでなく、 生活 や 人生 といっ たところにまで関係していく必要が生じてきたのです。こうなりますと、病院が持っている患者さんのデータだけでは不完全 で、個人に生涯の医療や健康の情報を集約し(PHR)、病院はそれを利用させていただくというのが理想的です。
「CADA-BOX」は、まさに自分達が目指す社会を後押しするための意義ある仕組みであると感じ、導入を決定しました。
専門は消化器外科。金沢大学第二外科助手などを経て、92年に恵寿総合病院に 外科部長に着任。93年に院長、95年に医療法人菫仙会理事長に就任。全日本病 院協会副会長、日本社会医療法人協議会副会長、中央社会保険医療協議会入院 医療等の調査・評価分科会委員、内閣官房まち・ひと・しごと創生本部日本版 CCRC構想有識者会議委員などを務める。
07
08
3病院で稼働中、2病院で稼働準備中です(2017年12月末現在)。現在も複
数の病院と導入に向けて交渉中です。
「CADA-BOX」の進捗が遅いのではないか、というご意見を頂戴することが
あります。導入後の病院内の事情もあり、計画より少し遅れたことは確かで す。しかし、確実に進捗していますし、なによりニーズがあります。現在は、
すでに導入いただいた3病院にお
ける実績をインタビュー動画にま とめ、営業活動に活用していると
ころです。12月には、9月に稼働
開始した恵寿総合病院の神野理事 長に、「CADA-BOX」のスペシャル
アドバイザーに就任いただきまし た。神野氏を筆頭に、我々の理念 に 共 感 し て く だ さ る 方 々 が 「CADA-BOX」に対して大きな期待
を寄せ、学会や講演、マスメディ アの前で積極的に紹介してくだ さっていることは、本当に心強い ことです。
「CADA-BOX」の企画面でお話し
ますと、12月に「カルテコ」上で、
CTやMRIをはじめとする各種診
療・医用データを管理・閲覧でき るサービスを開始いたしました。 患者の皆さまに有益なのはもちろ ん、医 用 画 像 を 集 積 す る こ と で 様々なビジネスも展開できます。
uestion
「CADA-BOX」の進捗状況はいかがですか
Q
「 」導入病院
NEW
NEW
「
CADA-BOX
」
スペシャルアドバイザー
恵寿総合病院
神野理事長にインタビュー
「
CADA-BOX
」を導入した経緯を教えてください
患者さんが自分の診療情報を持つメリットはどのようにお考えですか
Stock Information
uestion
来期の計画についてお聞かせください
09
10
2018年12月期は、売上高4,700百万 円(前年同期 比145.7%)、経 常 利 益 800百万円(前年同期比141.6%)、親 会社株主に帰属する当期純利益491百 万円を目指します。
注力するのは引き続き「CACA-BOX」 で、導入病院数の増加はもちろんのこ と、企画にも力を入れていきます。新規 導入病院数は24病院とし、これを完遂 するための体制作りも完了しています。 企画は、M&Aも視野に入れた業務提携 を活用して進めていきます。その第一弾
で集積した診療データベースを活用して いきますが、まずは、すでに保有してい るデータベースから、治験に参加可能な 条件下にある患者がどれくらいいるかを 調査するサービスの提供を予定していま す。現在、治験に参加してもらえる患者 は、費用と時間をかけた人海戦術で探 しています。我々が提供予定のサービス は、人・お金・時間を大幅に削減できま すから、多くの企業が利用することにな るでしょう。
Q
として、 2018年1月に提携を発表した マーソ社と連携し、健診・検診データの 取得していく計画です。さらに、キーオ ピニオンリーダーをネットワークする Doctorbook社(2017年1月子会社化) とも連携し、健診・検診データを活用し た患者向けのセカンドオピニオンサイト もオープンする予定です。
データ利活用サービスついては、コスメッ クス社の現場ノウハウを活用した、治験 事業の本格展開を中心の1つとして進め ていきます。将来的には「CADA-BOX」
富士フイルム株式会社
日本トラスティ・サービス信託銀行株式会社(信託口) 株式会社メディパルホールディングス
鈴木隆啓 三菱商事株式会社
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) 岩崎博之
山口貴弘
シミックホールディングス株式会社
日本トラスティ・サービス信託銀行株式会社(信託口9)
株式の状況
大株主の状況
発行済株式の総数
株主総数
株主名
事業年度
定時株主総会
基準日
期末配当金受領 株主確定日
上場証券取引所
単元株式数
公告方式
毎年1月1日∼12月31日
毎年3月開催
そのほか必要がある場合は 予め公告いたします
なお、中間配当を実施する場合の 株主確定日は6月30日
東京証券取引所 市場第一部
100株
電子公告により行います。
URL : http://www.mdv.co.jp/
ただし、電子公告によることができない事由が生じたときは、 日本経済新聞に掲載する方法により行います。
株主名簿管理人 三井住友信託銀行株式会社
同事務取扱場所
郵便物送付先
〒168-0063
東京都杉並区和泉二丁目8番4号
三井住友信託銀行株式会社 証券代行部
電話照会先
受付時間 0120-782-031土・日・祝日を除く(フリーダイヤル)9:00∼17:00
ホームページ
URL http://www.smtb.jp/personal/agency/index.html 12月31日
12月31日
東京都千代田区丸の内一丁目4番1号
三井住友信託銀行株式会社 証券代行部
株主メモ
20,007,200株 5,734名
所有株式数の割合
28.22% 9.82% 8.02% 3.92% 3.19% 3.04% 2.73% 2.62% 2.39% 2.01%
個人
その他国内法人 金融機関
証券会社
外国人
所有者別株式分布状況
※円グラフの数値は小数点以下第3位を切り捨てているため合計が100%にならない場合があります。
829,600株
(4.14%)
6,168,474株(30.83%) 325,186株
(1.62%)
4,019,300株(20.08%)
8,664,000株(43.30%)
株式情報(2017年12月31日現在)
2018年12月期の業績見通し
3,225
2017年
12月期(連) 12月期予想(連)2018年
2,000 0 5,000 4,000 3,000
4,700
(単位:百万円)2017年
12月期(連) 12月期予想(連)2018年
0 800 700 600 500 400
565
800
(単位:百万円)2017年
12月期(連) 12月期予想(連)2018年
0 500 400 300 300
354
491
(単位:百万円)純利益 経常利益
売り上げ